到着した拡張ボードのプリント基板にパーツを実装しました。いつものようにおおたFabさんではんだ付けです。

製作は問題なくできましたが、CPUボードに接続するIDCコネクタの向きが逆だったことに気がつきました。まあ、物理的にはつながるので問題ないということで。

まずはLEDの表示確認です。29個のLEDを実装しているので、やや基板が温かくなります。
評価ボードのマニュアルにあるステップ実行の手順で確認しましたが、A8-A15の表示がおかしいです。どうもデータバスを表示しているように見えたので回路図を確認したところ、アドレスのラッチ入力になぜかDB0-DB7がつながっていました。ここは正しくはA0-A7なので、ICピンをソケットから浮かしてジャンパー線で接続し修正しました。


また、たまにUT4モニタが動かないことがあり、確認したところ入力ポートのCDP1852のMODEを間違って出力モードにしていました。これでバスの信号が衝突していたようです。こちらもパターンカットとジャンパー線で修正です。これらの修正で、LEDの表示は正常になりました。
https://youtu.be/YOCD6ZUnRzI?si=e_ZonaX7CzyNSodg
残るはCDP1852を使用した入力ポート、出力ポートの動作確認です。確認のため簡単なテストプログラムを作成しました。ポケットオシロスコープをポートに接続して信号を確認します。
出力ポートの確認プログラム
適当なメモリの内容を出力ポートに出力するシンプルなもの
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カウンタの内容を出力ポートに出力するもの
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入力ポートの確認プログラム
入力ポートの状態をそのまま出力ポートに出力するプログラム
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これですべての動作確認が完了しました。今の状態でも正常に動作はするのですが、正しい情報を回路図に反映して修正版の基板のガーバーデータを作成しました。合わせて電源ラインの見直し、コネクタの方向の修正、シルクの追加なども行っています。

今回はFusion PCBさんに発注しました。修正版の基板が到着するまでは現在のジャンパー線だらけの基板で楽しむことにしましょう。

