Maker Faire Tokyo 2020用にCOSMAC MBCに載せているROMをチューニングしました。展示ではCOSMAC VIP OSとCHIP-8を使うことになるので、これらが短時間で使えるようにしました。
変更点は以下の通りです。
- MCSMP20からCOSMAC VIP OSを起動するために割り込みを許可する命令をD200に置きました。
- CHIP-8のイメージデータを$E000-$E1FFにおきました。このデータをモニタで$0000のRAMエリアに転送すればCHIP-8インタプリタの配置が終わります。
チューニングしたメモリマップは以下のようになりました。
この結果、次の手順でデモができるようになります。
- RESETする
- RUN-UでMCSMP20を動かす
- CHIP-8のイメージ($E000-)をRAM($0000)にモニタコマンドで転送する。
>TE000 0000 0200
- MCSMP20で$D200から実行し、割り込み許可状態にしてCOSMAC VIP OSを起動する。
>RD200
- COSMAC VIP OSでCHIP-8のアプリケーションプログラムを$0200から書き込む。
- RESETする
- RUN-PでCHIP-8インタプリタを起動し、CHIP-8アプリケーションが動く。
- 入力ミスの場合は、RESET、RUN-Uで4.からやり直し
- もし、CHIP-8インタプリタがこわれた場合は1.からやり直し
これで最低限の準備はできましたが、まだまだROMは空いているので、いろんなアプリケーションを詰め込んでみようかなと思います。