トグルスイッチでCOSMACプログラミング
1970年代に開発され、人工衛星の制御にも使われたCOSMACマイコンをご存知ですか? 実家で見つけた1980年の雑誌に掲載されていたCOSMACマイコンに興味を持ち、パーツを集めてコンパクトな基板にまとめました。トグルスイッチでプログラムを書きこむことで、LEDの点滅、ミニ電子オルガン、液晶表示などが実験できます。ぜひ256バイトの広大なメモリ空間にあなたの手でプログラムを書き込んでみませんか?
この記事はMaker Faire Tokyo 2019に出展した内容です。
ハードウェア
- COSMAC Toy Computer ←製作記事、回路図、ガーバーデータなど
- 基板はオレンジピコショップさんでCOSMACシリーズとして販売中です。
- CQ出版社 トランジスタ技術2019年10月号に製作記事が掲載されています。
Lチカのサンプルプログラム
0000- 1 *
0000- 2 * Counter program 2 for COSMAC
0000- 3 * SB-Assembler
0000- 4 *
0000- 5 .CR 1802
0000- 6 .OR $0000
0000- 7 *
0000-F8 31 8 ( 2) START LDI #$31
0002-A3 9 ( 2) PLO 3
0003-E3 10 ( 2) SEX 3
0004-94 11 ( 2) LOOP1 GHI 4 R4レジスタの上位8ビットをDレジスタに入れる。
0005-53 12 ( 2) STR 3
0006-61 13 ( 2) OUT 1
0007-23 14 ( 2) DEC 3
0008-14 15 ( 2) INC 4
0009-30 04 16 ( 2) BR LOOP1
000B- 17
000B- 18 .EN
CPUボードとローダーボードの機能説明
プログラムの入力手順
Lチカ動作中の動画
トグルスイッチでプログラミング体験の様子
(掲載予定)
応用作品
きままなキツネさん
Maker Faire Tokyo 2019で展示したCOSMAC CPUボード+モータドライバの応用例です。台車はキャタピラ、しっぽはクランクで動きます。
R2D2
LEGO MINDSTORMSのR2D2にCOSMAC CPUとモータードライバを載せましたが、Maker Faire Tokyo 2019の当日のセットアップ中に逆接でモータードライバが壊れ、会場での展示はお蔵入りになってしまいました。残念。