前回、PSoC 5LP Prototyping KitでLチカを行いましたが、CY8CKIT-059のサンプルとして用意されているADCとUARTを使った電圧計を動かしてみます。
サンプルプロジェクトを開きます。
TopDesignを開くと、ADCとUARTのコンポーネントが登録されており、この状態でビルドしてターゲットに書き込むと、電圧の数値がUART経由で表示できます。私の場合はTeraTermでUARTに接続しました。
UART経由でコマンドを入力することで、連続して計測したり、サンプリングして計測することができます。
ここで折角GPIO端子がたくさんあるので、電圧のLCD表示ができないかなと思いコンポーネントを探したところ、手持ちのLCD(HD44780)に適合するコンポーネントがありました。これをTopDesignにくみこみます。
次にPSoCのどのポートにLCDを接続するかを設定します。今回はP2[0-6]を使っています。こちらも図で確認できます。
LCDコンポーネットをクリックしたところ、ユーザ定義文字を定義する機能もあるようです。
ついでなのでカタカナ、ひらがなをデザインしてみました。
ここで設定したユーザ定義文字はLCD_CustChars.cにフォントデータとして自動生成されます。
ここまで出来たら、main.cでLCDにも表示するように書き換えます。
ユーザ定義文字の表示は自動生成されたフォント名をLCD_PutChar()に指定するだけです。
電圧表示はUARTに出力している文字列をそのままLCD_PrintString()に渡すだけでお手軽です。
完成したものはこちらです。ユーザ定義文字もADCからの電圧もLCDに表示されています。
LCD表示についてはサンプルプログラムがありましたので、そちらを参考にすることで簡単に組み込むことができました。
他にもいろいろなデバイスがサポートされていますので、今後試していきたいと思います。
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