今年のMaker Faire Tokyo 2020はCOVID-19の対策のため、出展者には以下の注意事項がありました。
- 来場者が直接作品に触れる展示は原則として行わない。
- 作品の基本的な内容を紹介するためのサイン、POP などを準備し、できるだけ出展者との会話時間を短くする。
- 来場者とは最低でも1メートル以上の距離を保ち、大きな声での会話を控える。
これまでですと、パネルなどは作らずに、来場者のかたに積極的に声をかけて説明するという方法でしたが、今回は来場者のかたに積極的に声をかけにくい状況です。このため説明パネルを作って持ち込みましたが、ブースがごちゃっとした印象になってしまいました。
ここで今回の出展を振り返ってみます。
Keep(このまま継続すること)
- COSMAC VIPのユーザーズマニュアルを手にしながら、1970年代当時の写真や実際のプログラムリストを紹介することができた。
- 作品が触れないという条件でも、なんとか触れる工夫をしたのは良かった。
- 動作中のCOSMACボードは二段重ねになっているのCPUやメモリなどが見えない。一組をばらして基板の構造が見えるようにしたので説明しやすかった。
- 壊れたCPUをポンと机の上に置いておくことで、近くで見ていただき型番やRCAのメーカー名もみせることができた。
Problem(課題)
- ブースの大きさを確認していなかったので、持ってきたモノを置きすぎてしまいごちゃっとしてしまった。
- パネルだらけになってしまった。(実は作ったのに使わなかったパネルがある状況)
- スマホをWiFiに接続して操作するのはやはりハードルが高い。
- フライヤーの裏面に書いたCHIP-8のプログラム入力デモは結局使わなかった。
- フライヤーの内容も少しごちゃっとしている。
Try(解決策)
- ブースの大きさで展示をシュミレーションして、事前に配置を確認すべき
- ブースはシンプルにして、展示するものは1~2品に絞るべき。
- デモの内容も複雑なものは避ける。ゲームに特化すればフットスイッチでも良かったかも。
- ブースのテーブルに布をかけると見栄えが変わるので、ぜひ布を使うべき。
- パネルのサイズがA4では場所をとってしまい、ごちゃっとする印象があるので、B5という選択肢もあり。(Maker Faire事務局で用意しているパネルはこのB5サイズ)
- 特にデザインの基礎はおさえたほうがいいかなと。本当に初心者なのでイベント終了後に「デザイナーじゃないのに!」という本を買ってみました。1時間で読めます! 読んでおけばよかった。
やはり振り返ると反省すべきする部分が多かったです。
来年は出展するかどうかはわかりませんが、もし出展するときはこの反省を生かしたいと思います。