中日電工さんのBASIC制御小型マイコンボードZB19Cを手にいれました。このボードは別製品のZB11で開発したプログラムを載せるためのボードのようです。
基板をみるとわかるように実にシンプルな構成で、Z-80 CPU、8KB SRAM(バッテリーバックアップ付)、16KB PROM×2、8255 PPIが実装されています。PROMの1つは制御用BASICが書き込まれているようです。もう1つはユーザROMで何が書かれているかわかりません。
とりあえず、PROMの内容を見てみます。久しぶりにPECKER-11の出番です。
システムROMを読みだして、Intel HEXフォーマットでPCに転送です。これはあとでじっくり解析してみることにします。
もう1つのユーザ用PROMは全て0xFFで、未使用か消去済のようです。
付属説明書によると、8255 PPIのポートアドレスは0x80〜0x83ですので、このポートを操作すればPPIから信号を出力することができます。
以前、同様のSuper AKI-80ボードでLチカを行いましたので、このボード用にプログラムを修正して、PECKER-11でユーザ用PROMに書き込み、システムROMと差し替えました。これで書き込んだPROMが0x0000番地に配置され、Lチカプログラムが動くはずです。
8255 PPIにLEDを接続し、電源を投入したところ、何も動きません。アセンブリリストを確認したらポートアドレスが間違っていました。再びアセンブルして、PROMに書き込み・・・といきたいところですが、まずはPROMを消去しなければなりません。
またまた久しぶりにPROMイレーサーの登場です。
こんな感じでPROMをセットします。
内部の殺菌灯からの紫外線でPROMが消去されます。消去には20分ぐらいかかります。
もう一度プログラムをPECKER-11で書き込み、システムROMソケットに差し込んだところ、Lチカできました。
久しぶりにPROMを書き込んでZ-80と遊びましたが、このボードは内部バスが別のコネクタに引き出されているので、ここにZ-80の周辺デバイスを接続しても面白いかなと思います。
YouTubeにもアップしておきました。
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