Apple1レプリカのreplica1 TEを組み立ててみる(5)

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このreplica1 TEのメモリマップは以下のようになっています。

  • $0000-$00FF Zero Page RAM
  • $0100-$7FFF User RAM Area
  • $8000-$8FFF CFFA1(CompactFlash Interface for Apple 1:別売) Scratch Memory
  • $9000-$AFFF CFFA1(CompactFlash Interface for Apple 1:別売) Firmware
  • $B000-$BFFF 未使用
  • $C000-$CFFF Cassette Interface(外部記憶装置のカセットテープI/F:別売)
  • $D000-$DFFF PIA I/O Area
  • $E000-$EFFF BASIC
  • $F000-$FEFF Krusader(アセンブラ)
  • $FF00-$FFFF Woz Monitor(モニタプログラム)

replica1 TEに実装されているROMは27C64なので8KB($E000-$FFFF)、RAMは62256なので32KB($0000-$7FFF)となります。

モニタプログラムであるWoz Monitorはなんと256バイトです。ソースコードはAPPLE 1 OPERATION MANUALに掲載され、インターネットにも公開されているのでそちらを見ていただくとして、非常にコンパクトにまとめられています。

早速、WoZ Monitorを使ってみましょう。

アドレスを入力するとそのメモリの内容が表示されます。ここでは$300を見ています。アドレス.(ピリオド)アドレスと入力するとその範囲をメモリダンプします。ここでは$300-$32Fとしました。正常にメモリの内容が表示されているようです。

replica1_te_51.jpg

次にプログラムをメモリに書き込んで動かしてみます。

メモリに値を書き込むにはアドレス:(コロン)値で書き込めます。以下のように入力すれば$300から続けて値をメモリに書き込めます。

300: A9 0 AA 20 EF FF E8 8A 4C 2 3

また、アドレスのあとにRと入力すれば、そのアドレスから実行されます。

例えば、300R とすれば $300から実行されます。

これらを実際に入力して実行してみました。

replica1_te_52.jpg

プログラムが動作し、ASCIIコードの文字列が連続して出力されていることがわかります。

次に、BASICを動かしてみます。先ほどのメモリマップにあるように$E000からBASICが実装されていますので、E000RでBASICを起動してみます。

replica1_te_53.jpg

無事BASICも動きました。

残るはアセンブラです。Krusaderという名前のアセンブラは$F000に実装されていますので、F000Rで起動してみます。

replica1_te_54.jpg

Krusaderの起動まではできましたが、本格的にはまだ試していません。時間があるときにじっくり試してみようと思います。

これで一通りのreplica1 TEの動作確認ができました。CFカードとか、カセットテープのインターフェースなどが入手できれば、拡張コネクタに実装して試してみたいものです。

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