SBC8080ルーズキットを組み立ててみた

8080
oznor

電脳伝説さんのサイトで公開されているSBC8080という8080CPUを使ったマイコンボードのパーツがようやく揃ったので組み立ててみました。なお、このサイトで技術資料とデータパックが公開されていますので、専用基板が無くても組み立てることができます。でも、専用基板を使うのがおすすめです。(カッコいいし)

今回、集めた主要部品を並べてみました。

sbc8080_parts.jpg

今回は256Kbit RAMは秋月電子のSOPチップをピッチ変換ボードに載せて使っています。

8080CPUはオレンジピコさん、8228、8224は若松通商さん、8251は手持ちです。その他は秋月電子さん、千石電商さんなどで集めました。やはり8080系のチップは取り扱いがなかなか無いですね。

さて製作開始です。

sbc8080_start.jpg

まずはCPUボードから製作開始です。いつものように背の低いパーツからはんだ付けです。

sbc8080_cpu1.jpg

ICを除いたすべてのパーツをはんだ付けしました。

sbc8080_cpu2.jpg

ICを取り付ける前に、ここで電源の確認です。8080CPUは+5V、+12V、-5Vが必要です。このため電源周りが少し複雑になっています。なお、NJM2360で+12Vを生成するのでこのICだけは取り付けました。

+5Vは外部電源がそのまま出ています。ほぼ5Vで問題ありません。

sbc8080_cpu3.jpg

次は+12Vです。こちらも大丈夫です。

sbc8080_cpu4.jpg

最後は-5Vです。マニュアルによると-4Vぐらいだそうですが。

sbc8080_cpu5.jpg

おかしいですね。-3.0mVしかでていません。確認したら8224クロックジェネレーターを使って-5Vを生成していたのでした。早速、8224をとりつけてチェックです。

sbc8080_cpu7.jpg

-4.24Vです。-5Vには達していませんが、これで動作するとのことですので、問題なしです。

残りのICを取り付けてCPUボードは完成です。

sbc8080_cpu8.jpg

次はSUBボードの製作に入ります。こちらは非常にシンプルな構成なので、すぐ完成です。

sbc8080_sub2.jpg

SUBボードに実装するROMを焼かなければなりません。いつものようにPECKER-11を準備して、提供されているPTBEXSA.HEXを書き込みます。

sbc8080_rom1.jpg

書き込んだROMを取り付けて動作確認です。フラットケーブルでCPUボードとSUBボードを接続し、シリアルポートにUSB-シリアル変換ボードを接続します。

sbc8080_test1.jpg

この状態で電源をいれてPCでシリアルターミナルを9600bpsで立ち上げたところ、

sbc8080_startup.jpg

一発で動作しました。メッセージに書かれているようにTINY BASICが動いています。早速、BASICも試しました。

sbc8080_basic.jpg

問題なく動いています。ここでいったん電源を切って基板をスタックにしました。手持ちのスペーサは15mmだったのですが、RAMにSOP変換ボードを使っているので少し当たりそうです。やむなくナットを1つ噛ませて基板の間のスペースを少し広げて固定しました。

完成したSBC8080です。

sbc8080_complete.jpg

8080を動かすのは高校でTK-80を使っていたとき以来です。

ここまで動くと8255を接続したくなってしまいました。基板は秋月のB基板と同じサイズだそうですから、もう一枚、8255の拡張基板を製作して接続してみます。

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