四寸五分さんがGithub.comで公開しているZ8001MBをベースにtomi9さんが製作したZ8K CP/MボードのRev.2 基板をいただきました。Z8000系はまだ一度も触ったことがなくぜひ組み立ててCP/Mを動かしてみたいと思っていたところでした。
到着した基板とパーツです。tomi9さんありがとうございました。
Z8K CP/M基板の組み立て
早速パーツ集めです。Z8530以外は揃えることができました。Z8530はeBayで発注済です。
完成した基板です。まだチップは取り付けていません。またツェナーダイオードの手持ちがなくて未実装です。
Z8000クロス開発環境のセットアップ
まずはATmega164Pにファームウェアを書き込まなければいけません。
そのためにもZ8000の開発環境が必要になるので、電脳伝説さんのZ8000のクロス開発環境の記事通りにセットアップをしようとしたのですが、私が使っているVMware Workstation PlayerではFedora 9がうまく動きません。
ダメ元でMC68EZ328のuClinuxビルド環境に使っているDebian 11 i386にz8kgccを展開してみたところ問題なく動くように見えました。z8kgccのインストール手順はFedora Core 9と同じです。
本当に大丈夫かなと電脳伝説さんのSBCZ8002のデータパックのプログラムを一通りコンパイルしたところ、生成されたバイナリは同じ結果となりました。
これでVMware Workstation Playerでも最新版のDebian i386の上でZ8000クロス開発環境ができました。
ATmega164Pのファームウェア作成
次にATmega164Pに書き込むファームウェアを作ります。こちらはZ8001MB にある z8kboot を使います。リセット時にZ8001のモニタプログラムをSRAMにコピーし、Z8001で実行するものです。
最初にgcc-avrをDebian i386にインストールします。
$ sudo apt install gcc-avr binutils-avr avr-libc make
次にgithubからcloneしたz8kbootのディレクトリでmakeを実行します。
このように問題なくz8kbooter.hexができました。これをATmega164Pに書き込みます。
AVRISPが見当たらない
いつものようにAtmel AVRISP mkIIを使ってATmega164Pに書き込もうとしたのですが、AVRISPがみつかりません。汎用ROMライターもみつかりません。どこかにしまい込んでしまったようです。
このあとGALの書き込みも必要になるので、まずはこれらのツールを探すことにします。
どこにしまったんだろう・・・。
(続く)