最近書き込みが少なくなっていますが、これはOpenOCDとJTAGにかなりハマっているためです。
JTAG I/Fは秋月のFT2232D基板を使って作ることができました。
ターゲットとしてインターフェース誌2009年5月号の付録ARM LPC2388基板をつなげたところ問題なく動きました。

ここでは動作中の画面はありませんが、reset halt, resume, reg, stepといったOpenOCDのコマンドを使ってARM基板を制御することができました。
stepでステップ実行をすると、pcがカウントアップされ、レジスタの中身も変わります。ここまでは正常に動いているようです。
次にHP20bをつなげたのですが、

どうしてもうまく通信できません。
かなり試行錯誤しています。同じARM7のLPC2388ではあっさりつながり、HP20bではつながらないので悩み中。
詳細な手順とかもまだまとまっていないので、まとまったらアップします。
HP20bのCPUはAT91SAM7L128なのですが、このCPUをJTAGで制御できたという情報があったらぜひコメントをください。
HP20bの分解が終わったところで、JTAGコネクタをつける部分のケースに穴を開けます。
私の場合は今後の作業がしやすくなるように、結構大きめに穴を開けてしまいました。

ただし、ここまで大きく開けてしまうと、外側のカバーケースをロックする部分が無くなり、非常に甘くなりますので注意してください。
次に電卓本体とケースをはめ合わせます。

電池をいれて動作確認。良くみるとわかりますが、外側のケースを固定するところが無くなってしまいました。

動作は特に問題ないようです。

反省点としては、窓はもう少し狭くして、外側ケースのロックをする部分は残しておいたほうが良いでしょう。
困っている点は表面実装用のピンヘッダがなかなか見当たらないことです。もし、秋葉原で見かけた場合はぜひ教えてください。
どうしても見つからなかったら、フラットケーブルをハンダ付けかなぁ。
去年の年末から大きな話題になったHP20bのケースを開けてみました。今年初めての分解作業です。
工具は先が薄い金ヘラと精密ドライバーになります。
あくまでも参考手順です。分解は自己責任でお願いします。
まず外側から見える場所のネジ3本と、ゴム足の下にある2本のネジを精密ドライバーで外します。
ゴム足は全部めくるのではなく、端を少しだけめくって、ネジを取るようにしました。
次に難関のプラスチックのツメですが、こういう構造のツメをはずすのに最適の工具があります。写真に映っている先が薄い金ヘラ(幅38mm)です。これは以前Mac miniを分解するときに購入したものです。今回もこれが役立ちました。ちなみにホームセンターで一般的に売られています。

こんな感じで隙間に金ヘラを差し込んで少し斜めにするとツメが外れます。

同様に横のツメも外していきます。

このように斜めにするとツメがはずれて浮き上がります。

すべてのツメを外して、ケースを開けることができました。ほとんど傷はついていません。

この方法であれば何度でも開け閉めできそうです。
次はJTAGコネクタを付けるためのケースの加工に入ります。
Twitterを眺めていたら、HP20bというキーワードがでてきました。
なにやらARMを載せていて、gccとかでプログラミングできる電卓とか。
さっそく、HPのサイトに行くと、Developer kit for HP 20b financial calculatorなるものがあり、ZIP形式で開発キットが公開されていました。
サンプルプログラムや回路図やオリジナルのROMイメージなどが入っていて、これはなかなか楽しそうです。
しかも、お手頃の値段になっているとか。HPの電卓にも興味がありますし、昔PC-1500みたいなポケコンとかFX-602Pとかのプログラム電卓も触っていたので懐かしいです。
年内には到着する模様です。これでまたおもちゃが増えてしまいました。