私は英語は苦手なのですがCOSMACコミュニティの情報を入手するためにCOSMAC ELF Groupのメールを購読しています。その中でも興味あるプロジェクトの投稿を見かけました。
PJRC社のTeensy 3.2という ARM Cortex-M4が載ったArudinoコンパチのボードを使って、入手が困難なCDP1861 Pixieと同じ動きをさせようというプロジェクトです。これを利用するとI2CのLCDにPixieの画面を表示することができます。詳しい情報はプロジェクトオーナーのGaston WilliamsさんのGitHubにあります。
Teensy 3.2は国内でも入手が容易です。
今回購入したTeensy 3.2です。
小さいですけどCortex-M4 72MHzのパワーを持っています。また、5VトレラントなのでCOSMACとの組み合わせでも使いやすく、3.3V(250mA max)のレギュレーターも搭載されているので、I2CのOLEDにはここから電源を供給しました。今回はArduino IDEでプログラムします。
回路図にあるラッチIC 74LS374は持っていないので代わりに74HC573を使いました。配線数は多いですが回路は簡単ですので、ブレッドボードで試してみました。
Pixieのテストプログラムを動かすと、問題なくいつもの画像が表示されました。
COSMAC MBC CPUボードとの接続はデータバスや制御信号と接続しているのでワイヤーだらけですが、こんな感じです。
さすがにこの状態では使いにくいですし、HEXキーボードもない状態ですので、STG1861 DISPLAY/HEX KEYBOARD基板をこの回路に置き換えた基板も作ってみようかなと思います。ついでにCOSMAC VIPのサウンド回路も載せてみましょう。
また、このプロジェクトはTeensy 3.2以外のマイコンボードにも応用できるように思います。mbedとかにも移植できそうに思いますので、時間があればチャレンジしてみようかと思います。
このような素晴らしいプロジェクトを公開したGaston Williamsさんに感謝します。