部屋の整理をしていたらCOSMAC TOYの実機が何個かでてきました。いずれもMaker Faire出展向けに製作したものです。このまま寝かせておくよりはCOSMACを体験したいかたにお譲りするのが良いかなとXで聞いてみたところ、何名かご希望をいただきましたのでBOOTHにて頒布したところすべて引き取り先がきまりました。ありがとうございました。
COSMAC TOY Version 2の開発
もしかすると、トグルスイッチでのプログラミングやCOSMACに興味があるかたが潜在的にいるのかもと、COSMAC TOYを大幅に見直して、COSMAC TOY V2としてより簡単に製作できるように再設計してみました。
当初のアイデアとしては以下の通りです。
- 基板は1枚にしてシンプルにする。できればB基板サイズに収めたい。
- 入手しやすい部品を使用する。
- メモリの値の確認や修正が行えるようにする。
- CPUの全ピンにアクセスできるようにする。
- Q出力にはLEDを接続して基板だけで遊べるようにする。
- S-RAMは300mil/600milどちらも対応したい。
これらを取り入れたところ以下のような基板設計になりました。
3Dイメージだとこのようになります。
実はRev.0.2基板の製作の前にRev.0.1基板も試作しました。回路を手直ししながらメモリの読み込みを確認している様子です。この結果をもとにRev.0.2基板を起こしています。
COSMAC TOY V2の詳細はGitHubにまとめましたのでそちらをご覧ください。サンプルプログラムも大幅に整理して命令コードの説明や動作中の写真や動画リンクも追加しました。COSMAC TOY V1を利用のかたも参考になるかもしれません。
Rev.0.2基板が完成
とりあえずRev. 0.2ということで基板を5枚製作しました。1枚は自身で製作して今の所は快調に動作しています。
GitHubにガーバーデータを公開していますのでそちらで基板を発注いただいても良いと思いますし、手持ちの残りの基板はBOOTHにて頒布中です。(早いもの勝ち)
今後について
まずはRev.0.2でサンプルプログラムを拡充させてみようかと思っています。CPUの全ピンにアクセスできるようになったので、他のハードウェアと組み合わせたサンプルプログラムも考え中です。
次版の製作は今のところ未定ですが改善点があればアップデートしていきますので、お気づきの点があればGitHubのissueに登録ください。サンプルプログラムのプルリクも歓迎です。またニーズがあれば完成品の頒布も考えたいと思っています。