秋月電子さんでNano Pi NEO用のNASケースの販売が始まったようです。
Nano Pi NEOでどんなNASができるのか、試しに購入してみました。
到着したパッケージはこんな感じでした。思ったより大きいです。
パッケージを開けるとケースがでてきました。なかなかしっかりした作りのケースに見えます。
この中に基板と付属部品が格納されていましたので、とりだしてみました。
NAS基板に加えて、Nano Pi NEO用とNano Pi NEO2用のパネルが付属していて選べるようになっています。また、ヒートシンクも付属されています。
早速手持ちのNano Pi NEO 512MBにピンヘッダをはんだ付けして、ヒートシンクを取り付けます。
これを、NAS基板に取り付けます。ストレージは手持ちの64GB SSDをとりつけました。
次は、ファームウェアの準備です。マニュアルページにあるファームウェアと書き込みツールをダウンロードしてmicroSDカードに書き込みます。
書き込んだmicroSDカードをNano Pi NEOに取り付けて準備は完了です。
手持ちの12Vの電源アダプタを接続し、電源を投入してみます。
LEDが点灯し、LANコネクタのLEDがちかちか点灯しているので、無事動いているように見えます。
セットアップはWebブラウザから行うようですが、IPアドレスがわからなかったのでルーターで割り当てられたと思われるIPアドレスを探しました。ブラウザで接続するとログイン画面が表示されます。日本語が指定できるようなので、日本語を指定し、adminでログインしたところ無事設定画面が表示されました。それもきちんとした日本語でカッコいい画面です。
openmediavaultというOSSのNASソフトをdebian上で動かしているようです。少し触ってみましたが、NASとしての完成度は高いようです。
設定画面の中にsshという設定がありましたので、sshでログインしてみました。Nano Pi NEOのrootアカウントで試したところ、あっさりログインできてしまいました。
もちろんsshの設定でrootでログインできないようにもできます。
次にソフトウェアのアップデートを行ってみました。これもNASの設定画面から行えます。
まさにdebianのアップデートですね。
無事動作確認も行えましたのでケースに収納して完成です。
Nano Pi NEOの特徴は小型であり、機器に組み込みやすい大きさになっていることですが、このNASへの応用は良い事例だと思います。こんなに手軽に低価格なNASを作ることができるのは素晴らしいですね。また、大容量のストレージが接続できているので、カスタマイズすればちょっとしたサーバとしても使えるのではと思います。ぜひお試しください。
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