MC68EZ328 SBC LANを専用基板で製作しました

MC68EZ328

MC68EZ328 SBC LANをユニバーサル基板に実装したときに設計したMC68EZ328 SBC LAN Rev0.1の基板をALLPCBさんに発注しました。

mc68ez328_sbc_lan_rev01_3dmodel1.png

RJ-45コネクタの穴位置が合わない

届いたRev0.1基板で製作しようとしたところ、RJ-45コネクタが微妙に取り付けにくい状態でした。図面とおりにしたはずなのですが、秋月電子さんのブレッドボード用基板と比較すると微妙に穴の位置が違うようです。

mc68ez328_lan_rev01.jpg

参考図面に従って作成したフットプリントと秋月電子のRJ-45専用基板の写真を比較すると微妙にずれているようにみえます。あくまでも参考図面なのでパーツの実寸は確認すべきという良い経験ができました。

RJ45_akizuki_diff.png

パーツの実寸を確認

RJ-45コネクタの現品をノギスで計測して、フットプリントを微調整しました。

mc68ez328_lan_rev01_2.jpg

KiCadでフットプリントを更新して、プリンタで出力した基板の穴位置と現品の穴位置が一致していることを確認して、再びMC68EZ328 SBC LAN Rev0.2を発注しました。

mc68ez328_lan_rev02_1.jpg

修正した基板が到着

MC68EZ328 SBC LAN Rev0.2が到着しました。無事RJ-45コネクタが取り付けできることを確認しました。

mc68ez328_lan_rev02_2.jpg

早速実装です。完成したLAN Rev0.2基板です。

mc68ez328_lan_rev02_3.jpg

MC68EZ328 CPUボードとの接続

これまではCPUボードとユニバーサル基板で実装したLANボードの接続には大量の配線が必要でした。

mc68ez328_lan_rev02_4.jpg

今回製作したLAN基板はかなりコンパクトになります。このLAN基板をCPU基板に重ねてデータバスをコネクタ接続にすることで配線数の削減も狙いました。

mc68ez328_lan_rev02_5.jpg

LANボードの動作確認

残念ながらLANボードは一発では動きませんでした。テスターで確認したところLANコントローラのチップが古いため、はんだのノリが良くないピンがあったようです。マイクロスコープで目視確認しながら怪しいところをはんだ付けをし直して、無事、uClinuxで認識されました。

mc68ez328_lan_rev02_uclinux.png

pingも正常に動きました。

mc68ez328_lan_rev02_ping.png

今後の課題

これでMC68EZ328 CPUボードをネットワークに接続することができましたが、このLAN基板とCPUボードは8P×2のコネクタで固定されているだけなので、LANコネクタの抜き差しであまり力を入れることができません。今後CPUボードを修正する機会があれば、このLAN基板との接続をすべてコネクタにして、LAN基板を固定するための取り付け穴を実装したいと考えています。

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