Vivadoの開発環境がインストールできたところで、次はOpenCoresの開発環境を準備します。
OpenCoresのアカウントを取得する。
OpenCoresのページからアカウントを登録します。このアカウントでOpenCoresのsvnからソースツリーを取得することができます。
http://opencores.org/
必要なパッケージのインストール
開発環境に必要なパッケージをLinux環境にインストールします。
- build-essential
- libboost-dev
- libboost-date-time-dev
- libboost-thread-dev
- libboost-regex-dev
- libusb-1.0-0-dev
- tcl
- tcl-dev
- tcllib
- tclreadline
- subversion
PDP-11のソースツリーをチェックアウト
OpenCoresのPDP-11のソースツリーをsvnでチェックアウトします。作業用のディレクトリはoc_w11としましたが、任意の名前で構いません。
$ cd
$ mkdir oc_w11
$ cd oc_w11
$ svn --username OCアカウント co http://opencores.org/ocsvn/w11/w11/trunk
パスワードを聞いてくるのでOpenCoresのパスワードを入力する。
:
A trunk/.cvsignore
A trunk/Makefile
U trunk
リビジョン 35 をチェックアウトしました。
$
環境変数を設定する
ドキュメントにあるように環境変数を設定します。Vivadoで必要な環境変数もここで設定してしまいました。
export RETROBASE=/home/ocha/oc_w11/trunk
export PATH=$PATH:$RETROBASE/tools/bin
export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:$RETROBASE/tools/lib
export MANPATH=$MANPATH:$RETROBASE/doc/man
#
export TCLINC=/usr/include/tcl8.6
export TCLLIBNAME=tcl8.6
#
export XTWV_PATH=/opt/Xilinx/Vivado/2016.1
# for Vivado 2016.1
export XILINX_VIVADO=/opt/Xilinx/Vivado/2016.1
export PATH=$PATH:/opt/Xilinx/Vivado/2016.1/bin
export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/opt/Xilinx/Vivado/2016.1/lib/lnx64.o
TCLの環境設定を行う
OpenCoresの開発環境ではTCLが使用されているので、TCLの環境設定を行います。
$ cd $RETROBASE/tools/tcl
$ ./setup_packages
:
$ cp .tclshrc ~/.
$ cp .wishrc ~/.
ツールをコンパイルする。
後の作業で必要となるツールプログラムをmakeします。
$ cd $RETOROBASE/tools/src
$ make
make -C librtools
:
$
これでOpenCoresの開発環境の整備は完了です。
続いてARTY FPGAボードのコンフィグレーションを行います。
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