前回はL-STAR PLUSの基板のはんだ付けと電源ラインの確認まで行いました。続いて、向きを間違えないように注意しながらICソケットにICをとりつけます。
今回はL-STAR PLUSのキットではありませんので、ICにファームウェアが書きこむ必要があります。
そこでPropeller ToolとProp Plugを使ってファームウェアを書き込みます。書き込み方法はWebサイト https://www.l-star.org/ や、GitHub https://github.com/jacgoudsmit/L-Star/ を参照してください。ちなみに基板はKiCad (4.0.4)で作られたようです。
今回はApple1用のファームウェアを書き込みました。
Prop plugがシリアルコンソールとして動くようなのでこの状態でリセットをして、Propeller Toolのシリアルモニタをみたところ、
無事起動しているようです。
Replica 1のときと同じようにWoz monitorが動いているようでしたので、メモリの内容を表示してみます。
無事メモリダンプが表示されました。またBASICもReplica 1と同様に動きました。
基本的な部分は動いていることが確認できましたので、次はビデオ出力とキーボードの確認です。
ビデオ出力端子にテレビを接続し、PS/2キーボードを接続しました。
電源を投入すると・・・
見事に文字が表示されました。
キーボードからWoz monitorのコマンドを入力し、メモリダンプを行ったところ正常に表示されました。
これでハードウェア、ソフトウェア共にReplica 1と同等のものになりました。
今回はApple1相当のファームウェアを書き込みましたが、L-STAR PLUSには他にもKimStar、OSI、PET2001(開発中)など様々なファームウェアが準備されているようです。
このように、L-STAR PLUSは、シンプルな構成かつ本物の6502で様々なコンピュータが試せる面白いボードなのでおすすめです。
コメント